日に日に秋めいてくると、公園や山に行くと“どんぐり”がいっぱい落ちていますよね。コロコロとして帽子がついたそのフォルムは可愛らしく、ついつい親子で拾ってしまいたくなります。
学校の授業の工作で使うから、拾って保管しておいて、なんてこともありますよね。しかし、どんぐりってそのまま袋に入れておくと、知らないうちに中から白いいも虫がでてきて「ギャー!!!」ということもあるんですよ。想像するだけで恐ろしい‼
どんぐりを拾ってきたら、ぜひ早めに殺虫処理をするのをおすすめします。
工作などに使えるどんぐりの選別方法や、どうしたらどんぐりの中の虫を殺せるのか、どんぐりの保管方法についてまとめてみました。
工作に使えるどんぐりの選別方法
・穴があいている ・ひびわれている ・芽がでている
工作などに使う場合、こういったものは最初にはじいて処分します。
水に浮かぶどんぐりは虫が中にいます!
中に虫がいるかどうか見分ける簡単な方法ですが、拾ってきたどんぐりを水の中に入れてみて、水に沈むどんぐりはほぼ大丈夫です。水に入れた時に浮かんできたどんぐりは、虫がどんぐりの中身を食べて軽くなった証拠。表面に穴が開いていなくても、後で穴を開けて出てくる可能性が高いので、処分しましょう。
水に入れるだけで大体の選別ができるから簡単ね。
どんぐりは煮沸&乾燥させるのがおすすめ
水に沈んだどんぐりはほぼ大丈夫そうですが、虫がいないとは言い切れないので、さらにしっかり煮沸して乾燥させるのがおすすめです。
どんぐりの煮沸方法
小鍋などに、選別して使えそうなどんぐりを入れ、たっぷりの水をそそいだら火にかけます。
途中でひび割れるのを防止するため、どんぐりは水の状態から鍋に入れておきます。
沸騰したら弱火~中火で、大体5~10分煮ます。※どんぐりを煮るとアクなどがでてくるので、できれば普段使わないお鍋を使用した方がよいですよ。
どんぐりの乾燥方法
ザルにあけ、キッチンペーパーなどで水分を拭いたら、平らなザルや新聞紙の上に広げ、日陰でしっかり乾燥させます。水分が残っているとカビがはえてきたりするので、3日から1週間くらいかけしっかりと乾燥させてください。
乾燥させたものは紙袋など入れて保管するとよいです。
煮沸以外の殺虫処理の方法は?
どんぐりは煮沸するのがおすすめですが、他にも方法があります。各ご家庭でやりやすい方法でお試しください。
どんぐりを冷凍する
選別して軽く洗ったら水気をふき取り、ビニール袋に入れて1週間ほど冷凍庫に入れます。煮沸に比べて処理に時間はかかりますが、入れっぱなしでよいので楽かもしれません。
ただし、冷凍した後は日陰で1週間ほどしっかり乾燥させてください。
どんぐりを電子レンジにかける
こちらは加減が難しく、へたすると電子レンジの中で破裂する恐れがあるので、あまりおススメはしません。電子レンジを使って処理する場合は、ラップや紙袋などで包み、20秒ほどかけるとよいようです。それ以上やると破裂する可能性が高くなります。また、電子レンジから出した途端に破裂する可能性もあるようなので、電子レンジを使用する際はくれぐれもご注意ください。
番外編 市販のどんぐりを購入する
どんぐりが欲しいけれど、処理するのが面倒だわ、拾う場所がない、時間がないという場合には、購入するというのも手ですね。売っているものはあらかじめ処理してあるものもあるので楽です。(処理してあるかどうかは、購入の際にお店の方に確認してみてください。)
※処理済みかどうかは直接ショップの方に確認してください
まとめ~どんぐりは早めに処理する~
どんぐりを拾ってきたら、そのまま玄関などに放置せずに早めに処理しましょう。こどもが拾ってきても、工作などに使わないようでしたら、せっかく拾ってきたもので可哀そうではありますが、すぐにゴミとして処分するか、拾ってきたところに返すのがよいですね。
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