こどもの保護者会の後半で先生から告げられる「では、保護者の方から一言ずつどうぞ」という言葉。ドキー‼としますよね。
「今日はないと思っていたのに…。」「突然振られても…。」
その場にいた保護者の方々が一斉にザワザワし始めます。
私も、保護者会でその言葉が出るたびにドキドキがとまりません。自分の順番がまわってくる間もずっと落ち着かなくて、いざ自分の番になって話し始めると、途中で頭が真っ白になって動揺が隠し切れなくて焦ります。
この記事をご覧のあなたも、もしかして同じお仲間でしょうか。
エピソードが具体的で共感を得やすく、ユーモアもある話をされる保護者の方が多くて、毎回ビックリしますし、憧れちゃいます。保護者会の度に、自分のスピーチ下手さにがっかり。ズトーンと落ち込んで家に帰る頃にはグッタリです。
保護者会がある限り、「保護者からの一言」と言われる可能性は高いですし、欠席でもしない限り逃れられないですよね。それだったら、少しでも楽しく話すことができたら素敵だと思いませんか?
どうしたら楽にスピーチできるのか、私なりにまとめてみました。一緒に「保護者からの一言」対策をして、次の保護者会では「あぁ楽しかった」「うまく話せた!」となったらいいですね。
一緒に頑張りましょう‼
保護者会での「保護者からの一言」
小学校や中学校で、保護者会や懇談会で求められる保護者からの自己紹介や一言スピーチ。さて、どんな感じなのでしょうか。
簡単な挨拶程度でOKの場合
新年度の場合、「〇〇の母です。一年間よろしくお願いします。」といった簡単な挨拶程度で大丈夫な場合が多いようです。
年度途中で行われる保護者会の場合、学校や担任によって「保護者からの一言」がある場合とない場合があります。
クラスによっても、あったりなかったりするようです。
お題がある場合がある
「保護者からの一言」がある場合、先生から“お題”を出されることがあります。
- こどもの性格
- こどもの好きなこと
- こどもが夏休みで頑張ったこと・成長したこと
- 自由研究の見どころ
- 一年間を振り返って などなど
このお題を出された時は、それぞれの話が長くなり、数十人の話を聞かなければならないので、終わるのも遅くなってしまいます。自分の番がまわってくるまでの間、「何話そう?」とドキドキですね。
私のクラスの保護者は、皆さん積極的に行事に参加される方が多く、保護者会の出席率もよいです。
話をされるのもとっても上手で、皆さんお子さんの様子を楽しそうに話されていて、いつも憧れています。
同じクラスの子がどんな子なのか分かるし、ママさんの人柄も感じられて、話を聞く分には楽しいのですが、保護者会の雰囲気って独特なものがありますよね。そういう場面での会話が苦手な人にとっては「早く終わってほしい」と願うばかりです。
でも、何か対策があって、事前に準備できていたら、急に「保護者からの一言」を求められても、ヤキモキすることなく、安心して保護者会に参加できると思いませんか?
「保護者からの一言」対策
「保護者からの一言」は、あらかじめどんな話題を話せばよいか、想像がつくものが多いです。事前に準備をしておいて、練習しておけば、今よりももっと上手に乗り切れられそうですね。
予想できる“お題”をあらかじめ考えておく
「保護者からの一言」は、たいていお子さんのことを話すことがほとんどです。ごくまれに保護者自身の趣味などを聞かれることもあるようですが…(汗)。
そうすると、出される“お題”については、なんとなく想像ができるものです。
考えられる「保護者からの一言」…
お子さんの性格、頑張っていること、一年間どう成長したか…などなど
保護者会の前に、それらをあらかじめ考え、ノートに書き出してみたり、まとめておくとよいですね。さらに実際に声に出して読んで、スピーチの練習をしておくと、なおGOODです。
保護者会のその場でいきなり考え始めると、うまく話せなかったりしますよね。事前に準備しておくと心強いです。
NHK「あさイチ」出演の著者が、“緊張しても圧倒的に結果が変わる、本番に強くなる話し方のコツ”を伝授! すぐ使える“効果絶大の”具体例が満載です。
長すぎず短すぎず ほどよい長さでまとめる
話好きの方は、楽しそうにお子さんの様子を具体的に長々と話されます。ユーモアを交えたお話だと、聞いていてとても楽しいのですが、出席者数十人の話をずっと聞かなくてはならないので、結構疲れるものです。
エピソードを事細かにお話される方がいらっしゃいますが、一人が長くなるとその次の方も長くという状況が生まれがちです。なるべく簡潔にまとめられるとよいですよね。
かと言って、話が苦手だからと言って、話を短くまとめすぎると、なんだか味気ないつまらない話になりがちです。私は「早く自分の番を終えたい」という気持ちが強いので、短くまとめてしまい、いつももっと楽しくこどものことを話せたらよかったのに…と後悔します。
やはり自分のこどもがどういうこどもか皆さんにお伝えできたら、「〇〇ちゃん(くん)はこういう子なのね」と、こどものことを知ってもらえて交友関係が広がるきっかけにもなったりとメリットがあります。ほどよい加減で具体的なエピソードを交えてまとめられるとよいです。
流暢に話せなくてもOK。口下手のままでも話が伝わる「言葉の磨き方」を伝授。
皆に聞こえるように話す
スピーチが苦手な人は、自分の声が小さいから大勢の前で話をするのが苦手という人も多いのでは。
私も、普段の声が小さいので、大勢の前で発言するのが苦手です。
他に声が小さい人の発言を聞いていると、何を話しているのか聞き取れず、よくわからないまま終わってしまい、もったいないなと感じることがあります。
私のように自分の声に自信がない方は、これを機に、聞き取りやすい声を出せるように普段から練習しておくのもいいですね。
聞き取りやすい声になるには呼気トレーニングが効果的
声が小さい人は肺をうまく利用していない場合が多く、声が力不足に。楽に響く良い声を出すには、呼気を強めるとよいそうです。
呼気を強くするには、「プレッシャーブレス・トレーニング」というトレーニングが効果的。自然に腹式呼吸になり、肺活量と腹圧を高め呼気を強くすることができます。
- 横隔膜のあたり(おへそと一番下のあばら骨の間)に手を当てます。※横隔膜が動いていることを意識するのがポイント
- 顎を下げて口を開け、思い切り息を吸います。※肩が上がらないように、横隔膜が張るのを意識します。
- 口を閉じ、唇に針一本通るくらいの隙間を開けて、呼気の空気で頬と鼻の下をパンパンにふくらませながら思い切り「ふぅ~~」と息をはき切ります。
- 息をはき切ったら、再び口を開けてゆっくり大きく吸いながら上記を繰り返します。
このトレーニングを続けていると、声のパワーが違ってくるそうですよ。日常生活の中で簡単に取り入れることができるので、気が付いたらやってみるのがいいですね。
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声に自信をつけるにはプロに習うという手も
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まとめ
あらかじめ、こういうものだとわかっていれば事前に準備できます。
「保護者からの一言」が苦手で、出来れば避けたい! でも保護者会には参加したいあなたは、ぜひ保護者会に参加する前から準備万端にしておくことをおすすめします。
そうすれば、以前よりも落ち着いて、心臓バクバクにならなくてよくなるはずです。
子育てって、自分の成長も求められますよね。よりあなた自身の成長も促してくれるもの。ステップアップの素敵な機会だと思って、一緒に頑張っていけたらいいですね。