ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を始めるにあたって、知らない言葉が出てきて「難しそう。」と尻込みする人も多いのではないでしょうか。
私は、アラフィフの40代子持ち主婦ですが、先日暗号資産デビューした初心者です。
暗号資産は、聞き慣れない言葉が次から次へと出てきて、そのたびに調べるといった“一歩一歩前進”の精神で頑張っておりますよ。
今回は、初心者の方が理解できやすいように『ウォレット』についてわかりやすく説明していきたいと思います。ご参考になれば幸いです。
暗号資産(仮想通貨)のウォレットって何?
暗号資産におけるウォレットは「暗号資産の財布」になります。銀行でいうと口座のようなもの。
ウォレットの中には、「公開鍵」「アドレス」「秘密鍵」の3つが入っていて、暗号資産の保管・送金・受金ができます。
「公開鍵」は身分証明書のようなもの、「アドレス」は通帳のようなもの、「秘密鍵」は暗証番号のようなものと考えるとわかりやすいです。
この3つはどれも大切なものだとわかります。
暗号資産のウォレットは自分で作らなくちゃいけないの?
ウォレットは、暗号資産取引所で取引している人は、基本的には取引所内に自分のウォレットが作られるので、あえて作らなくてもウォレットを持っている状態です。
少額の取引をする初心者の方は、まずは取引所にある自分のウォレットで大丈夫です。
ですが、より高いセキュリティで管理したい場合は、自分で管理する方法もあります。
この辺の説明をするために、まずはウォレットの種類について勉強していきましょう。
暗号資産のウォレットの種類
暗号資産のウォレットは大まかに『ホットウォレット』と『コールドウォレット』に分類されます。
ホットウォレット
コールドウォレット
- インターネットにつながっている
- 売買などの取引、送金・受金が早い
- ハッカーなどに常時狙われる危険性がある
- インターネットにつながっていない
- 即時送金ができない
- インターネットと切り離されているので安全性が高い
ホットウォレットは、つねにまたは一時的にインターネットにつながっているウォレットです。すぐに取引ができるのがメリットですが、ハッキングに狙われやすく、ウォレット内の大事な秘密鍵などを盗まれる心配があります。
コールドウォレットは、インターネットにつながっていないので、安全性が高まります。ホットウォレットに比べ、取引に時間がかかったり、端末の故障や紛失した時などに秘密鍵がなくなる可能性があります。
自分で管理するウォレットの場合、ホットウォレットやコールドウォレットは、さらに細かく種類があるので、簡単に説明していきますね。
ホットウォレットの種類は3つ
自分で管理するウォレットの場合、ホットウォレットは3つに分けられます。
ホットウォレットの種類 | 保管方法 |
---|---|
Webウォレット | インターネット上に保管する 「MyEtherWallet」など |
ソフトウェアウォレット | 自分のパソコン上にソフトをダウンロードして保管する 「ビットコイン・コア」など |
スマホウォレット | スマートフォン上に保管する 「Ginco」など |
ホットウォレットは、いずれもインターネットにつながっているので、ハッキングなどの不正アクセスには要注意です。
コールドウォレットの種類は2つ
自分で管理するウォレットの場合、コールドウォレットは2つに分けられます。
コールドウォレットの種類 | 保管方法 |
---|---|
ペーパーウォレット | 紙で印刷して保管する 「bitaddress.org」などで無料作成 |
ハードウェアウォレット | USBなどの機器で保管する 「Ledger NanoS 」など |
コールドウォレットは、インターネットと切り離されているので安全性は高いです。
おすすめのウォレットはハードウェアウォレット
自分で暗号資産を保管する方法でもっともおすすめなのが、コールドウォレットの『ハードウェアウォレット』です。
同じコールドウォレットでも、『ペーパーウォレット』は、紙を紛失したり、印字がかすれてくるおそれがあり、保存に不安が残ります。
その点、『ハードウェアウォレット』なら、紛失さえ気を付ければ、自分で保管でき、ハッキングの心配もなくなるので安全性が高いです。
Ledger Nano Sは、1,800以上の互換性のある暗号資産の中から最大3個の暗号資産を同時に管理可能。
使いやすいです。日本語の対応もあります。初心者の方にも分かりやすいと思います。
Yahooショッピングより引用
指紋認証もついたより安全性の高いハードウォレット。
★★★★★
Amazonより引用
指紋認証があり使い勝手は良かったです。
ハードウォレットを購入する場合は、安全面から正規代理店で購入するようにしましょう。
コールドウォレットを使用するおすすめの取引所
少額の取引から始める初心者の方は、まずは信頼できる取引所で自分のウォレットを持つのがおすすめ。
インターネットから切り離された安全性の高いコールドウォレットで保管するおすすめの取引所をご紹介しますね。
コインチェック
暗号資産取引所では取り扱い通貨数が国内最多の17種類を誇るコインチェック 。国内取引所アプリではダウンロード数ナンバーワンの人気の取引所です。
コインチェックでは、ホットウォレットとコールドウォレットの2つのウォレットを使い分け、運用されています。経営の資産と顧客の資産を分離して管理しているので、万が一のことがあっても顧客の資産は守られます。
取り扱い通貨 | ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)など17種類 |
取引所手数料 | 無料 |
販売所手数料 | 無料 |
最低購入金額 | ビットコイン:500円~ |
入出金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料の負担あり) コンビニ:770円(3万円未満の時) クイック入金:770円(3万円未満の時) |
出金手数料 | 407円(税込) |
ビットフライヤー
2020年まで5年連続でビットコインの国内取引量が国内トップを誇るビットフライヤー。コールドウォレットで100%の資産管理をしているので、安心の取引所です。
取り扱い通貨 | ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)など13種類 |
取引所手数料 | ビットコイン:約定数量×0.01~0.15% |
販売所手数料 | 無料(※スプレッドの負担あり) |
最低購入金額 | ビットコイン:100円~ |
入出金手数料 | 銀行振込:住信SBI銀行からなら無料、他金融機関からは330円 コンビニ:770円(3万円未満の時) クイック入金:770円(3万円未満の時) |
出金手数料 | 407円(税込) |
GMOコイン
GMOコインは、顧客の資産と会社の資産を分離して管理しているので、万が一の場合でも顧客の資産は安心です。また、顧客の資産はすべてコールドウォレットで管理。
取り扱い通貨 | ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)など20種類 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
販売所手数料 | 無料 |
最低購入金額 | ビットコイン:0.00001 BTC(※例 2022年3月30日現在、1BTC = 約580万円なので、約58円から購入可能) |
入出金手数料 | 即時入金:無料 振込入金:振込手数料のみ |
出金手数料 | 無料 |