こんにちは、日々の幸子(@hibinohappy)です。
2019年12月から、中国の湖北省武漢市で発生し、世界的に感染が広がっている新型コロナウイルス。「人から人への感染」が認められ、日本国内でも感染者が増えつつあります。
香港メディアによると、香港大学医学院の梁卓偉院長が、1月25日現在、新型コロナウイルス感染者は6.2日ごとに倍増していて、潜伏期の感染者も含めると約4万4000人に上る可能性があるとする試算結果を発表しました。新型コルナウイルスは、4~5月にピークを迎え、6~7月ごろにゆっくり減退していく、との見方を示しました。
連日、大体的にメディアでも報道され、「恐怖」と感じる方も多いのではないでしょうか。
私たちに出来る対策は何があるのでしょうか。まとめてみました。
新型コロナウイルスの潜伏期間は?
2020年1月29日の米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」による発表によると、新型コロナウイルスの潜伏期間が、平均5.2日ということが明らかになりました。
ただし、個人差があります。およそ1日~14日程度と潜伏期間には開きがあり、平均の5.2日を過ぎたからと言って安心するのは早いと言えます。潜伏期間中も、他の人にうつす感染力があるので要注意です。
新型コロナウイルスの症状
主な初期症状
・発熱 ・せき ・下痢 ・吐き気 ・頭痛 ・全身のだるさ
新型コロナウイルスによる初期症状は、肺炎に特有の発熱やせきだけとは限らず、消化器系や神経系の症状も現れる場合があります。しかし、鼻水、くしゃみ、咽頭炎など上気道の症状は少ないとの報告があります。
特徴としては、一般的な風邪であれば発症から3日間程度で症状が軽減していくことが多いのですが、新型コロナウイルスは、発症から7日間程度がたってから、むしろ症状が悪化する傾向があると報告されています。
風邪がなかなか治らない、むしろ日にちが経つにつれて悪化しているという場合には、要注意です。
下痢や吐き気、頭痛だと、調子が悪いのかな? 風邪かな? 程度に軽く考えてしまいそうだから要注意ですね。経過をしっかり見ていきましょう。
家庭で出来る対策法
新型コロナウイルスへの対策法としては、現段階では、一般的な風邪やインフルエンザへの予防法と同じであると考えてよさそうです。ちょっとした心がけで、感染を防げたり、重症化を防ぐことができるのではないでしょうか。
手洗いとアルコール消毒
コロナウイルスは、表面にエンベロープという脂質を持つウイルスです。アルコールや界面活性剤に弱く、石けんによる十分な手洗いやアルコール消毒で容易に不活化します。
代表的なエンベロープウイルス
新型コロナウイルス・インフルエンザウイルス・ヘルペスウイルス・風疹ウイルス・B型やC型肝炎ウイルス・エイズウイルス
家に帰ってきたら、まずは石けんを使っての手洗い+手指のアルコール消毒がいいですね。手の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)が有効であることが分かっています。
アルコールスプレーが品薄で買えない場合もあります。そんな時は、アルコールタオルもおすすめです。高濃度アルコール(78vol%)配合で、消毒効果により、菌を除去。
外出先でもしっかりウイルス対策したいけれど、消毒液がどこも品切れ…。そんな時は、抗菌作用・抗ウイルス作用のある精油を使ったハンドスプレーを代用するというのもいいですね。マスクにスプレーしてもOK。
「生活の木ユーカリハンドスプレー」は、ユーカリ・ラディアータ精油、ティーツリー精油を配合。
★ユーカリ・ラディアータ…免疫力を高め、鼻やのど、肌の炎症を鎮めます。抗菌・抗ウイルス作用があり、空気をきれいにします。
★ティーツリー…精油の中でも抗菌・抗ウイルス作用がケタはずれに高いオイル。免疫力を高め、抗炎症作用もあります。
※お子様やお肌の敏感な方は、使用する前にパッチテストを行ってください。傷、湿疹などお肌に異常のある場合は、使用しないでください。使用中、お肌に合わない場合や異常を感じた場合は、すぐに使用を中止してください。マスクをしたまま、直接スプレーしないでください。エタノールが目や鼻にしみることがありますので、マスクにスプレーをしてから、すぐに装着しないでください。
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オーストラリアのティーツリーオイル専門メーカーが作る高品質のティーツリーオイル。アロマディフューザーに入れて芳香浴(空間除菌)したり、エタノールと精製水に数滴入れてオリジナルの除菌スプレーに。
手指のアルコール消毒液が品薄の場合でも、石けんによる手洗いでも対策は出来ます。外出先でも、こまめに石けんによる手洗いをするとなおよいですね。
手の洗浄と同時に、殺菌成分(イソプロピルメチルフェノール)によって手のすみずみまで殺菌・消毒できる泡タイプのハンドソープ。保湿成分(プロピレングリゴール)を配合。さっぱりと洗い流せ、レストランや調理のプロの現場で使用される無香料タイプです。
次亜塩素酸ナトリウムによる除菌
物の表面の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効です。ドアノブやカバンの持ち手、スマホなど、よく触るところは、こまめに消毒しておくとよいですね。
~ 厚生労働省認定 ~ 公的機関や医師による試験・調査をクリアした身体にやさしく、「赤ちゃん」や「ペット」にもご使用できる安心・安全な、除菌・消臭スプレー。
マスクの着用
新型コロナウイルスは、現時点での感染経路は「飛沫感染」や「接触感染」と考えられています。
飛沫感染とは…感染者の咳やくしゃみで、ツバと一緒にウイルスが飛沫し、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染すること。
接触感染とは…感染者が咳やくしゃみを手で押さえ、その手で物に触れることにより、ウイルスが付着。別の人がウイルスが付いた物に触るとウイルスが手に付着。その手で、口や鼻を触って粘膜から感染すること。
新型コロナウイルスの大きさは0.1~0.2マイクロメートルと言われていますが、ウイルスを含んだ飛沫は5マイクロメートル程度と言われています。高性能マスクの「N95」マスクでなくても、一般的な不織布マスクでも5マイクロメートルの飛沫は防げるため、まずはマスクの着用を心がけておくと安心です。
また、マスクをすることで、鼻やのどが温められます。温度が上がると、ウイルスの増殖も抑えられるので、寒い時期はマスクをしていた方がいいですね。
大人気キャラクター「すみっコぐらし」の子ども用マスク。
マスク用の抗菌スプレーを併用するとなお効果的です。広島大学「ニ川教授」が開発した「Etak(イータック)」という持続型抗菌成分(特許成分)を配合。マスクに「シュッ」とするだけで、ウイルス・菌を除去、抗菌作用が24時間持続し、気になるマスクのニオイも抑えます。
ウイルスが流行る時期には、ハーブなどを配合した飴をこまめに舐めるのもいいですね。板藍根・甘草・桔梗根の成分をバランスよく配合したキャンディ。板藍根は、中国では冬の季節の健康維持、風邪の季節の飲用茶サプリメントとして多くの家庭で常備されてきた植物。風邪が流行る時期におすすめののど飴です。
原材料: 砂糖(オーストラリア他)、水飴(アメリカ)、板藍根(ホソバタイセイの根)エキス末(中国)、ハーブエキス(EU・スイス)、桔梗エキス(中国)、甘草エキス(中国)、酸味料(国内産・中国)、香料(国内産)
43℃、5ミクロンの霧で、のどや鼻を同時に温め、潤す「超音波温熱吸入器」があるとなおGood。
免疫力を高める
免疫力が落ちると、新型コロナウイルス以外の感染症にかかるリスクも高くなり、かかった時に重症化する可能性も高くなります。
一般的な風邪やインフルエンザ対策と同じですが、まずは普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事、適度な運動を心がけるのが大事です。
体温を上げる
体を温めると、免疫を上げるリンパ球が大幅に増加します。体温が1℃上がると、免疫力が大きくUPすると言われ、体温が36・5℃あれば、免疫力が高い状態に。普段から冷え性の人は体を温める「温活」をするのもよいですね。体温を上げるには、血行を良くするとよいです。
「首」「手首」「足首」の3つの「首」は、体の中でも特に皮膚が薄く、太い動脈が皮膚に近いので、気温の影響を受けやすく冷えを感じやすいところです。
「首」が冷えると、血液が冷やされ、体全体が冷えてしまいます。「首」を温めると、逆に全身に温かい血液がまわり、体が温まります。
ネックウォーマーや、アームウォーマー、手袋、レッグウォーマー、靴下などで「3つの首」を、普段から意識的に温めておくと、体温が上がり、免疫力もアップします。
★★★★★これを付けると上着を二枚分着込んだくらい温かく感じるので、外出時に持って行って寒くなったらこれを付けている。
上着みたいにかさばらないから持ち運びに邪魔にならないし、着脱もラク。Amazonカスタマーレビューより
温かい飲み物は有効?
新型コロナウイルス対策として、「お湯を飲めば予防できる」「武漢ウイルスは耐熱性がなく、26-27度の温度で死ぬ。 お湯を飲めば予防できる。」などの情報がSNSで拡散されています。
さすがに、体温よりも低い「26-27度の温度で死ぬ」というのはデマである可能性が高いです。
しかし、冷たい飲み物は体を冷やし、免疫力を下げます。
温かい飲み物を飲むことで、冷えた体を温めます。体温が1℃上がると免疫力が最大5~6倍アップするともいわれているので、飲み物を飲むときは、なるべく温かい飲み物を選ぶとよいですね。
さらに、体を温める作用のある飲み物を選ぶとGood。
おすすめドリンク…白湯、紅茶、ウーロン茶、ルイボスティー、ココア、生姜湯、甘酒、梅醤番茶など
紅茶は、紅茶に含まれる紅茶ポリフェノールがインフルエンザウイルスを99.9%無力化するとも言われています。
身体を温める手当て法として、マクロビオテック愛好者に定番の梅醤に番茶と生姜を加えました。冷えや低体温でお悩みの方におすすめ。
足湯も効果的
体温を上げるのに、足湯も効果的です。足は、全身の中で一番下にあるため、老廃物もたまりやすく、足裏の老廃物がたまることで、全身の血行を悪くするとも言われています。足湯に入ることで、足裏の血行が良くなり、たまった老廃物を排出します。すると、結果として全身の血行もよくなり、内臓も温められ、全身がポカポカします。
足湯については、こちらの記事で書きました。よろしかったら合わせてお読みください。
梅肉エキスを摂る
梅肉エキスは、ウメの実の絞り汁を長時間加熱して水分を蒸発させ、ペースト状にした食品。強力なアルカリ性食品で、殺菌力が高いです。
ムメフラールという成分が、血流改善、整腸、疲労回復など健康維持に良い影響を及ぼし、インフルエンザなどに関して抗ウイルス作用があります。
様々な感染症が流行る時期には、日常的に梅肉エキスを摂取しておくと、健康維持に役に立つと思います。一家に一つ常備しておくと便利ですよ。
梅肉エキスについてはこちらの記事で書きました。よろしかったら合わせてお読みください。
新型コロナウイルスによる休校措置。家庭での過ごし方をまとめてみました。よろしかったらあわせてお読みください。
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